◆知らなかった老後の事◆ 『老人ホーム』を調べてみた。

日常の出来事!!

親もまだ若いので直ぐには必要ないのですが、老後を考えて資産形成を始めたついでに「老人ホーム」について調べてみました。

10年、20年後なんてあっという間だし、調べるなら早いほうが良いかなと思ったので気になる人は是非チェックをしてみて下さい。実際申し込みから入居まで10年かかることもあるそうです。

最後まで読むと老人ホームの「金額」や「施設の種類」「入居までの流れ」が分かります。

老人ホームの気になる事3選

・金額はいくら掛かるの?

やっぱり一番気になるのはお値段です。大雑把に書くと、最初に掛かるお金は「入居金」で大体「300万~1000万円」かかり、そこに毎月の「家賃(生活費)」でさらに「15万円以上」かかるようです。順番に見ていきます。

まず入居金ですが、コレは字のごとく入居時に掛かるお金です。最近では入居金は「0円」もあるようですが、入居金「0円」の施設は月々の家賃(生活費)が「25万円」で、結局入居金分を月々で支払う形のようです。(入居金を払えば月々家賃が安くなり、払わないと高くなる)

入居金は大よそですが3つに分けると「0~300万」「300万~1000万」「1000万~1億」の3パターンだそうです。

次に毎月の家賃(生活費)15万円ですが年間で180万円です。仮に5年間入居する場合は900万円。10年間だと1800万円です。この家賃の中には居住スペースだけではなく、ある程度の家具家電、食事と介護などが入ります。金額によって広さや設備・サービス内容は当然変わります。

月々の支払い例です。15万以上になってしまう事も多いかと思います。

つまり大事なのは『何年施設に入るか?』です。「終の棲家」として入るのが老人ホームかと思いますが、入居年数によって総支払額も大きく代わってきますのである程度の事は考えないといけないかもですね。

・施設の種類?(公と民?)

老人ホームには「公」と「民」の2種類があります。

公とは「特別養護老人ホーム」(通称:特養)で、入居するには条件があります。

対象は65歳以上で要介護1~5の認定を受け自宅での介護が困難な方に限ります。特養は全国に8881ヶ所も施設がありますが、低料金という理由から直ぐには入居できないのが現実入居は申し込み順ではなく、介護度の高さや経済状況、家族状況も勘案され早くて数ヶ月、長くて10年かかる事もあるようです。また古い施設も多く基本的には相部屋で、民と比べてサービスが充実していない場合が多いそうです。

民とは「有料老人ホーム」「サービス付き高齢者用住宅」(通称:サ高住)の事で主に民間企業が運営をしています。

  • 有料老人ホーム・・住まいと生活支援サービスが同一業者に提供される施設
  • サ高住・・・・・・安否確認と生活相談サービスが備わったバリアフリー住宅

有料老人ホームには介護付き・住宅型・健康型の3タイプが存在しますが実際はほとんどが介護付きと住宅型で、サービス付き高齢者用住宅(サ高住)は新しい施設が多く、基本的に個室で共有施設も充実している事が多く、行事やイベント、介護職員の常駐の他、空き室があれば直ぐに入居できるのもメリットです。しかしどちらも特養に比べると月々の費用が高く、入居の際にまとまった金額が必要になります。また職員の離職率が高いため場合によっては雰囲気が変わる事もあるそうです。

・入居までの流れは?

最後に入居までの流れを簡単に確認してみます。手順は4ステップのようです。

  • 資料請求  電話やパソコンでエリアや料金、特徴から相談し資料請求をします。
  • 施設見学  気になる施設が見つかれば、現地見学をし検討します。
  • 体験入居  入居を考える施設に体験入居をし、施設の雰囲気なども検討します。
  • 契約・入居 健康診断書などを提出し、問題が無ければ入居だそうです。

当然ですが、大都市などは家賃も高く空きが少ないのが現状です。民間が管理する施設は集客もかねますので都市部に集中してます。自分ひとりが場所を選ぶのではなく、家族が近くにいられる場所を検討すると思いますので、都市部に多くなるのも仕方ないかなと思いますね。

「まとめ」と対策(安心して大丈夫です)

ここまで書いてきたのをまとめておきます。

老人ホームには2種類ある 「公」と「民」

 公のメリット価格が安く(民の大体3~4割引)10万以下が多いようです。一方デメリットは施設が古かったり、相部屋(個室の場合は民間と同じ値段ぐらい)で、入居するには条件があり現在は空きも少ないため、申し込みから最大10年待つ事になる

 民(民間)のメリットは施設が新しくほとんどが個室で介護者も常駐しており、空室があればすぐに入居できる。しかしデメリットは月々の家賃が高く入居金も高い。価格はピンきりですが15万以上と考え、入居金としては300万~1000万が相場かと思います。

入居するのは大体80~85歳ぐらいかと想定し入居年数は5年~10年と考えると、特養に入る為には70歳~75歳の時に申し込みをしておく必要があり、入居できるまでの間をサ高住に住むと言う選択肢も出てきます。また有料ホームやサ高住は空きがあれば入れますが下見などを考えるとこちらもある程度体が動くうちに考える必要があります。やっぱり早めに知っておく事は大事ですね。

また一番の問題は月々のお金だと思いますが、しっかりと年金を納めている人ならば、実はそこまで問題はありません。自分の年金が将来いくらもらえるのかは日本年金機構でシュミレーションがありますので調べてみて下さい。マイナンバーなどがあれば直ぐに出せます。

https://www.nenkin.go.jp/

自分の場合は65歳から受け取りにしたら月々14万以上もらえるようです。(現在の65歳の方は20万以上もらっているので下がるのですけどね)最低限の所には入る事が出来るかと思いますが、多少の趣味嗜好の分のお金も必要だと思いますので65歳から90歳までの25年間月々5万円を自分で老後資金として用意しておこうかなと思います。60万/年を25年なので1500万円ですね。

1500万を65歳までに貯めようと考えると今の年齢から月々○万円出ためれば出来ると思います。今の時代なら月々5万を稼ぎ出す仕組みとして『高配当インディックス投資』が一番楽かもですね。理論上は1200万を入れれば年利5%で考えた時に年間60万の配当をもらえるので月々5万を捻出する事も出来ます。(実際は税金の問題もありもう少し必要ですけど)

確実に言えるのは銀行口座に積立で1500万を作るよりも、インディックス株を月々買っていくほうが断然楽だし増えるということです。

最後に・・・

医療が発達して寿命が延びたことは、とてもうれしい事ですがその分、寝たきり・もの忘れ・認知症になってしまう確率も非常に高くなりました。

今はまだ分かりませんが、いつか来る自分の寿命とも向き合っておく必要があるかと思います。

当面先だと思っていましたが、入居までに10年かかることも考えると、親の事はそう遠い話ではありません。

親の介護(もしくは自分の介護)を子供たちにお願いする事が出来るのか?本当に無償で介護が出来るのか?と考えた時に終の棲家としての老人ホームはひとつの選択肢だと思います。

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