先日、友人に始めてのお子さんが生まれました。
おめでとう御座います!
同時に、ふと思ったんですよね。
この子が20歳の成人の頃ってどうなってるんだろう?それこそ40歳になったら?60歳の頃は?
今でさえGDPも他の国に抜かれ、日本は貧しい国になっているとか言われているけど、今流行のFIREとかまだあるのだろうか?
さすがにRE(Retire Early )早期退職はしなくても、FIの部分(Financial Independence )の経済的自立ができるのかな?
という事で、ちょっと調べてみました。
●絶望しかない? 日本の20年後、40年後?
世界人口から見た日本人口
2021年の世界の人口は78億7,500万人だそうです。これは前年の2020年より8,000万人増えているとの事。
しかし日本の人口は1億2,500万人ぐらいだそうで、前年の2020年より▲60万人日本人は減っているそうです。
世界は人口も増えて経済も発展していく中、日本は人口も減って衰退し始めているのです。
なお2021年現在で、世界人種から見た日本人は僅か1.5%です。
余談ですがスマホゲームのガチャで例えると、一般的に激レアが出る確率が大体3%ほどらしく、その半分の1.5%というと超激レアかお菓子のチョコバットの当たり確率が約1.66%だそうです。
日本人として生まれて来た事の運の良さは感じて欲しいですね。
数十年後の日本人口推移
次に日本の人口推移を調べてみると、丁度良いグラフが厚生労働省のページにあったので拝借いたします。
1950年からのグラフで見るとこんな感じ出そうで、2020年の部分は真ん中よりちょっと右側です。ちょっとづつ減っていき2030年、2040年、2050年、2060年と見る事ができます。
それによると2040年には日本人は1億1,000万人(今より▲1,500万人)、2060年の日本人は8,600万人で今より約▲4,000万人です。しかし4,000万人といわれてもどのくらいか分かりにくいので地域の人口でたとえると、関東の全人口が大体4,300万人で、都道府県で見ると東京・神奈川・大阪・愛知の人口数上位4位までの県の総人数がいなくなるという事です。
人が集中する都市部のインフラは強化されるかと思いますが、 コレだけの人数がいなくなるという事は、地方の過疎化が進み土地が荒れる原因になり異常気象による山崩れや水害などの災害も増える可能性があります。
世界人口との比較 年齢推移
40年後の2060年世界人口は「102億2,260万人」だそうで世界人口は23億人も増えます。その結果世界人口における日本人の割合は0.8%になってしまいます。
また、厚生労働省のグラフには「年齢の推移」も書いてあり、それによると、2040年には日本の高齢者(65歳以上)が33%以上、2060年は39.9%(ほぼ40%)になるそうです。今年生まれた子供たちによる年金制度で考えると、2040年には3人で1人の高齢者を負担する計算で、2060年では2人で1人を支える計算だそうです。
2060年~2070年ごろには「2人に1人の日本人が65歳以上」という事で、恐ろしい事に西暦3000年~3500年には世界から日本人がいなくなるそうです(ちょっと未来過ぎて何とも言えないですけどね)
ここまで書いていて自分でも思いますが、何とも先行き不安しかない日本に見えます・・・。
- 20年後には▲1,500万人、40年後には「▲4,000万人(ほぼ関東)」日本人が減る!
- 日本人は世界から見たら僅か1.5%だったのが40年後には「ほぼ半分の0.8%」
- 年金制度は今の子供が成人する頃は3人で1人、40歳では2人で1人の高齢者を負担
●希望は無いのか? 生まれてくる我が子の為に!
上に書いてある物を読むと、ただただ悲観的になるので、ここからは明るい情報や対策を考えてみたいと思います。
日本だけでは経済は回らないのか?
日本の人口の3分の1が減る時代なので、日本だけではなく世界に向けて働けるようになる事が大事だというのは2021年の現在もそうなので、まず間違いないと思います。
しかしいくら減るといってもまだ8,000万人も日本人がおり日本政府も経済も十分豊かに暮らす事は出来るはずです。なお8,000万人は少なく見えますが、現代の国別人口で見るとコンゴ民主共和国・ドイツ・トルコ・イランがそうで、これは世界人口ランキング16位~19位に位置しています。(今の日本1億2,500万人は世界人口ランキングで11位)日本政府として人口が減るのは問題ですが、経済を回し支える事が可能な人数です。
年金制度はどうなるのか?
現在でも問題視されている年金制度ですが、20~40年後は金額が減るかもらえる時期がより遅くなるかのどちらかだと思います。
これは支える為の人口が減る分どうしようもなく、今のままだと必ず破綻します。
だけど、分かっているならすべき行動を準備すれば良いかと思います。
まず世界人口は増えていくのでそこには必ず新しい経済が生まれていき、商売を生み出す事になります。
親の世代は年金に頼らない貯蓄をし子供の世代は今のうちから投資をさせる事が正しい時代だと思います。
また今の子供には年金制度はもともと無かった物!と割り切って教えるのが一番良いと思います。
だけどそう考えると払いたくない!と思うのは人の心理ですけど、仮に払わない時代になったとしたらその分、他の税金(例えば消費税など)が上がる事になり名称が変わるだけです。年金はちゃんと払った方が断然良いです。(この内容もいつか書きたい)
そもそも年金制度は弱者を助ける制度で将来を保障する物ではなかったし、発展途上国にこそ適した政府の制度であって成熟した社会経済では意味を失い、労働意欲も下げる結果になりえると思います。さっさと年金という言葉を変えて普通の税制にしたほう良いと思っています。
日本の武器は?未来は?
人口もへり年金制度がなくなったとしても日本には武器があります。
それは自然であり環境です
近い将来、水は確実に日本の産業のひとつになっていくと思います。日本政府はその為にもっと土地を守る政策などを行って欲しいと思いますけどね。
水質という面でも世界に誇れる内容だし量としても十分です。今後世界人口が増えて一番の問題は水と食料で食料は土地が必要ですが、水には森が必要。日本にはそれが十分あり、人口も減る事で森を作る事もできます。但ししっかりとした管理が必要なのでそこに政府の公共事業を当てて欲しいなと思っています(個人的意見ですけども)
また異常気象とはいえ四季がありおもてなしの心が高い日本の観光業は数十年後、とても強い武器になっていると思います。
人口が減る以上、労働力がへり機械化されていくと思いますが、観光業はいつまでも人の手が必要な部分も多い商売だと思います。
今から40年、50年後にはきっと世界的なインフラ技術も変わり移動手段が格段に良くなっていると思いますので、日本としては製造や開発ではなく観光地としての生業が強いように思います。
今の子供には早い段階でグローバルな知識や見識を身につけさせて、世界を相手に商売をする知恵を身につけさせる事が一番重要だと思います。
また親の世代(25~40歳ぐらい?)は今の我が子からの年金を期待することも無いと思います。自分でちょっとづつ今からでも貯めていけば十分な老後資金になりえますし、積立ニーサやイデコなどの制度活用で今から始めても十分だと思います。(現在50歳以上はきっと年金制度上まだ破綻をしないと思っています。)
最後に・・・
今回いろいろ調べてみて思った事は、楽観は出来ないけども悲観的に捉えすぎない事が大事
実は日本の人口は1950年代も約8,000万人で当時は戦後で若い世代は少ない時期でした。それと2060年の人口分布図は少し似ており、ベビーラッシュの可能性は低いですがまだあります。(まだ世界中で成熟した社会の人口減少後、再度増えた例が無いだけで可能性はあります)
人口問題、年金問題、経済や政府の問題などいろいろありますが、どれも改善策も解決策も世界のどこかで行われているのでそれを学び知る事が重要
しっかり準備をする必要がありますが、生まれてきた子供たちには親の世代として何かを残すならそれは知恵だと思います
本当はもっと書きたい事がいろいろあるのですが、大分長くなったのでここらで終わります。
あくまで個人的で稚拙な文章でまとめきれてないですけど、 最後まで読んでくれた人がいたら本当にありがとう御座います。
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